私について

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私は現在、「カテーテルなんて怖くない」というテーマで、医療への不安をやわらげる講演活動に取り組んでいます。

──なぜ私が、こうした活動を始めることになったのか。
そのきっかけは、脳動脈瘤の診断と、カテーテルによる手術の経験でした。

それまでの私は、スポーツの現場で声を届ける仕事をしていました。
プロ野球のスタジアムMCや、JリーグのクラブチームでスタジアムDJとして、約25年にわたりアスリートたちの想いを「ことば」にして届けてきました。
クラブ広報としての情報発信、選手インタビュー、イベントMCなど、活動の軸にはいつも「伝える力」がありました。

そんな中で出会ったのが、脳動脈瘤という診断と、カテーテル手術でした。
「脳のカテーテル治療」はまったく未知の世界。
不安と疑問が、頭の中をぐるぐると駆け巡りました。

けれど、実際に手術を受けてみて、思ったのです。

「カテーテルって、思ったほど負担は大きくなかった。想像していたほど怖くはなかった。」

私のように、手術前の不安で押しつぶされそうな気持ちを抱えている人が、少しでも安心して医療と向き合えるように。
そして、医療関係者の方にも、患者がどんなことを感じているのかを「生の声」として伝えられるように。

今度はこの“伝える力”を、医療や社会の現場に役立てていきたい――
そう思って、新たな一歩を踏み出しました。

患者さんやご家族、医療従事者、地域の皆さんと「声」でつながる場をつくっていきたい。
そんな思いを胸に、今、私は活動を続けています。

私の経験が、ほんの少しでも、誰かの「安心」につながりますように。